インセット(Carbon Insetting)とは、自社のバリューチェーンや事業活動の中で、CO₂の削減・吸収を実行し、その成果を環境価値として活用する考え方です。一般社団法人 Nature-based Solutionsは、地域課題を起点に、企業のインセットを社会実装する仕組みを提供します。
なぜ今「インセット」なのか
企業が直面する課題
Scope3削減が最大の経営課題となっており、クレジット購入だけでは実効性の説明が困難になっています。事業・調達・地域と結びついた削減策が強く求められる時代です。
●Scope3削減の具体的な実行策が必要
●ステークホルダーへの説明責任
●ESG投資家からの評価向上
自治体が抱える課題
耕作放棄地、荒廃森林、竹害、雇用不足が深刻化する一方、脱炭素施策は計画段階で止まりがちです。財源・人材不足により実装が進まない現状があります。
●未活用の地域資源が増加
●ゼロカーボン施策の具体化
●新規予算の確保が困難
インセットは、企業のScope3削減と自治体の地域課題を同時に解決できる画期的な手法です。
Nature-based Solutionsが考えるインセットの定義
制度ありきではなく、科学的に確認できる削減・吸収の事実を起点に設計します。IPCC等の国際基準に準拠した算定方法を採用しています。
遊休農地での早成樹・モリンガ植林、荒廃竹林の整備とバイオ炭化、放置森林の成長量吸収、農業・木材残渣の炭素固定などを対象とします。
算定された成果を、Scope3削減、ESG報告、自主オフセット用途に適切に整理し、企業の開示ニーズに対応します。
インセット × 地域課題解決モデル
企業と自治体が連携し、地域の未利用資源を環境価値に転換する循環型のモデルです。
新規予算なしで施策を開始可能
企業資金で地域課題を解決
雇用創出と循環型経済を同時実現
NbSが提供するインセット支援の全体像
01
科学地域資源の環境価値化
遊休農地・森林・竹林などを詳細に調査し、CO₂削減・吸収ポテンシャルを科学的に定量化します。
02
方法論設計・算定
IPCC準拠の算定ロジックを構築し、ベースライン・追加性を整理。Scope3での位置づけを明確化します。
03
認証・レジストリ管理
NbS独自認証を付与し、二重計上を防止。償却・履歴管理を厳格に実施します。
04
制度・開示への活用設計
Scope3削減の説明資料作成、ESG/CSRストーリー化、将来の制度対応も見据えた設計を支援します。
企業にとっての導入メリット
Scope3削減の実行策
単なる目標設定ではなく、具体的な削減・吸収の実行策を持つことができます。調達や事業活動と直接結びついた脱炭素を実現します。
説明力の向上
ステークホルダーに対して、数値とストーリーの両面から説得力のある説明が可能になります。ESG投資家への訴求力が大幅に向上します。
ESG・CSR発信
地域貢献と脱炭素を統合した魅力的なストーリーを発信できます。採用活動やIR活動での差別化要素となります
制度対応の先行優位性
将来予想される制度強化に対して、先行して対応できる体制を構築できます。規制リスクを機会に転換します。
自治体にとっての導入メリット
新規予算を確保せずに、実効性のある脱炭素施策を開始できます。企業資金の活用により、財政負担なく地域課題に取り組めます。
整備面積(ha)、CO₂削減量(t-CO₂)、創出雇用数など、具体的な数値で成果を示すことができます。住民への説明責任を果たせます。
ゼロカーボン宣言の具体的な実装事例として、他自治体への先進モデルとなります。翌年度の予算化・拡張にもつなげやすくなります。
想定ユースケース
小規模パイロットから段階的に拡大する、リスクの少ない導入モデルです。